高い交通利便性と豊かな自然が両立する広島のベッドタウン、庚午中エリアの魅力
豊かな自然と都市の利便性が調和する広島市西区

広島市西区は、東を天満川、西を八幡川に挟まれ、区の中央部を太田川放水路が流れる、水と緑が豊かな地域だ。宗箇山(三滝山)から鈴ヶ峰周辺に連なる山々に囲まれ、自然の恵みを身近に感じられる環境が広がっている。
JR山陽本線と広島電鉄が交わる「西広島」駅など交通の要衝もあり、都市機能と自然が調和した住みやすい地域として知られている。
85%以上の区民が「暮らしやすい」と評価する広島市西区

広島市西区の住みやすさは、市民の声からもうかがい知れる。
2024(令和6)年度に広島市が実施した「市民意識調査」で、「広島市が暮らしやすいまちだと思いますか」という問いに対し、西区民の85.5%が「そう思う」「ある程度そう思う」と回答。これは市の平均(83.6%)を上回る数値で、西区が市全体の中でも特に暮らしやすい場所として評価されていることがわかる。
暮らしやすさを支える大きな要素の一つとして、公共交通の利便性が挙げられる。「電車やバスなど公共交通の利用のしやすさ」に対する満足度調査では、西区民の回答は市の平均を上回る結果となった。このデータは、西区が交通面を含めた住みよさにおいて、市民から高く評価されていることを示している。日々の通勤・通学はもちろん、休日の移動もスムーズなため、快適なライフスタイルを送ることができるだろう。
子育て世代に優しい広島市の手厚い支援制度

広島市では、2025(令和7)年1月に、子どもの医療費助成の対象が「小学6年生まで」から「中学3年生まで」に引き上げられた。
2021(令和3)年には助成の対象が小学3年生までだったことを踏まえると、短期間での引き上げが進んでおり、今後さらなる拡充や所得制限の撤廃も期待される。
さらに広島市は2024(令和6)年に、国の定義に基づく待機児童数ゼロを達成した。これは、1995(平成7)年の統計開始以来、初めてのことだ。
保育施設の整備や保育士の確保に向けた取り組みが実を結んだ形であり、共働き世帯が安心して子育てとキャリアを両立できる環境が整っていることがうかがえる。
歴史が育んだ、穏やかな街並みの広島市西区庚午中

広島市西区のほぼ中心に位置する庚午中エリアは、1870(明治3)年に大規模な干拓事業によって誕生した。その年の干支「庚午(かのえうま)」に由来するこの街は、以来150年以上にわたり、広島市街地のベッドタウンとしての役割を担ってきた。
長い歴史の中で落ち着いた街並みと温かいコミュニティを育んできた庚午中エリア。近年では「アルパーク」のリニューアルや「LECT」の開業など、広々とした商業施設も増えており、その住みよさはさらに向上している。
路面電車とバスで市内中心部へ快適アクセス、周辺では複合施設の誕生も期待される庚午中エリア

広島市中心部へのアクセスの良さも庚午中エリアの魅力だ。
庚午中エリアの北側に位置する「高須」電停や「古江」電停を利用しやすく、広島電鉄を利用すれば、中心商業地である「紙屋町西」電停へは約24分、「八丁堀」電停へは約27分、そして「広島」駅へは約40分でアクセスが可能だ。
また、エリアを北東から南西に貫く宮島街道沿いの「庚午中1丁目」バス停からは、「広島」駅南口行きのバスが発着している。「庚午中1丁目」からは「西区役所前」停留所まで約12分、「紙屋町」停留所まで約25分、「八丁堀」停留所まで約27分、「広島駅南口」停留所まで約40分と、広島電鉄とほぼ同じ所要時間で中心部へとアクセスできる。特に平日朝7時台には最短3分間隔で13本が運行されているなど、その利便性も高い。
さらに、このエリアは将来的な発展も期待できる。旧マリーナホップ跡地には、2027(令和9)年春に車をテーマとしたエンターテインメント施設やホテル、温浴施設などを備えた大規模複合施設が開業予定だ。
加えて、隣接する廿日市市には、2029(令和11)年に「食と癒やし」をテーマとした「アクアイグニス」系の施設の開業が予定されている。約15ヘクタール(マツダスタジアムおよそ6.5個分)の広大な敷地に、県産の多彩な美食を味わえる有名シェフ監修のレストランをはじめ、調味料作り体験やスイーツを楽しめるエリア、温浴施設や宿泊施設が誕生する計画だという。
これらの開発により、エリアの価値はさらに高まり、日々の暮らしに彩りをもたらしてくれることだろう。


